コーヒーまめ知識
簡単自家焙煎~手煎りコーヒー焙煎器「煎り上手」の使い方~
弊社おすすめの手煎り焙煎器「煎り上手(いりじょうず)」は、一度に60g程度まで焙煎できます。
(1人分は約10gですので、6人分程度です。)
1.
【準備物】
・煎り上手・コーヒー生豆
・ガスコンロ・ざる
・うちわ・焙煎済みのサンプル
2.
煎り上手に付属のスプーンで生豆を入れます。最大で5杯分程度。
3.
シャカシャカ振りながらガスコンロの上で煎ります。風がある場所では、コンロの熱がうまく伝わらずになかなか煎れないので外で行う時は風避けが必要です。
4.
パチパチと豆がはぜる音がし始めたら、煎り上がりが近づいて来ています。豆の色を確認しながら煎り進めます。ティースプーンで取り出して、サンプルと見比べるのがオススメです。
5.
豆の色が好みの深さになったら上の穴からざるに出します。
(焙煎後のコーヒー豆は200℃程度ありますので、火傷に十分ご注意ください。)
6.
豆を冷まします。
常温になったら完成です。
動画で見る「煎り上手」の使い方
コーヒーかすの利用法
レギュラーコーヒーを抽出したあとの残りかす。
脱臭剤にするなど、再利用法がいろいろ紹介されていますが、家庭菜園などに取り組んでいる方には、堆肥にすることをおすすめします。
農業試験場でも、農業に利用する方法が研究されています。
神奈川県農業技術センターのHPに詳しく記述がありますが、
コーヒーかすは、ほとんどが炭素で、窒素2%、リン酸0.2%、カリ0.3%程度含むそうです。
当社では、やはりたくさんのコーヒーかす(抽出前のものも)が出ます。
3~6ヶ月ほど寝かして熟成させたあと、スタッフの畑で活用されています。その結果、立派なジャガイモやカボチャが育っているのでナス科とは相性がいいようです。
堆肥として利用するときに注意が必要な点があります。
- 酸性度が高い。
- 堆肥化が未熟だと、窒素分が植物に利用されにくく、発芽抑制物質がある。
堆肥化をしっかり行い、必要に多じて石灰などで中和するとこの問題は解消するということです。
有機栽培コーヒーの堆肥で家庭菜園にぜひ取り組んでみてください。
非燻蒸証明書
非燻蒸証明書
安全な有機栽培コーヒーをお客さまの手元に届けるまでには、産地での栽培から長い道のりをコーヒーがそれぞれの段階で、薬剤にさらされることが無いように管理され、証明していくことが必要です。
生産者の有機JAS認定とともに、一つの証明書として「非燻蒸証明書」というものがあります。
有機JAS認証を付けたコーヒーを日本で、販売するためこの証明書も生産地の有機認定とともに必要になります。
これは、コーヒー生豆が日本に輸入され、植物検疫を受ける際、農薬で燻蒸が行われなかったことを証明するものです。
検疫時に、虫が発生して、農薬で燻蒸処理されてしまっては、せっかくの有機栽培されたコーヒーも「有機」として販売することはできません。
当社では燻蒸を受ける可能性をできるだけ減らすために、輸入の際、他の荷物との混載便を行わず、コンテナ一つを借り切っての輸入を徹底しています。
カフェインレスコーヒーのカフェイン除去方法
ウインドファームのカフェインレスコーヒーは、メキシコの天然水を使った「マウンテンウォーター製法」によって、カフェインを除去しています。 化学薬品を使わずカフェインを除去する安全性の高い製法です。
除去方法 概略
カフェイン除去の詳しい工程はこちらのビデオで
1.コーヒー生豆を水に入れます。
2.コーヒー豆の成分が溶け出したところでコーヒー生豆を取り出します。
3.残った液体をろ過して、カフェインを取り除くと…、液体にはコーヒーの旨み成分が残ります。
4.新しいコーヒー生豆を、カフェイン以外の旨み成分が残り飽和状態になっている水に浸します。
5.カフェイン成分のみが水の中に溶け出します。
6.コーヒー豆を取り出し、乾燥させるとコーヒーの旨み成分を残したカフェインレスコーヒー豆のできあがり!